Defをよりよく

 1年生大会が近づいてきた。
大会向けというわけではないが、身長が低く、Off力のないチームなのでDef力をアップすることは大切な課題である。
 
 先週、合同練習で他のチームと確認したことをもう一度試してみた。
やはり、毎回意識されているわけではないので以下のような意識の弱さが見られた。
○1線について
・両手が使えない。
・ボールの動きにつられてしまう(手も足も)
・膝が伸びきってしまう。
・重心のかけ方が前になり、簡単に抜かれてしまう。
○2・3線について
・1線のスタンスによってカバーのためのポジションを修正する。
・スクリーンアウトができない。
 
 かなり高度な内容も含まれているがこのメンバーで戦っていくためには必要な技術となる。
1年生大会後もチーム全員に共通理解させていきたい。

卒業生から学ぶ

 今日はクラブの3年生を送る会が行われた。
女子の試合で今年のメンバーのすばらしさを実感した。
 
 下級生相手とはいえ、パスがコートを飛び回る。
3線ポジションへのパスが通る。
現役時代は”よく見ているな”と思っていたが、パスが通るポイントを今日ははつかんだ。
 
 ポイントは”誰でもゴールを狙う”ということである。
パスアンドランではない。
何気なく、すっとゴール付近へ流れる。
そして、わずかな間とどまる。
パスを通した時よりもdefがつられたときに自動的にアウトサイドがあく。
そこを見ているのだ。
 
 この感覚は、現在のチームに欠けている。
”ゴールに切れろ”と叫ぶからゴールカットをする。それでは遅いし、自覚が足りないのだ。
叫んだ後だから、パッサーもそちらを見てしまう。
 
 このOffの感覚は男子の3年生と大きく違う。
男子はドリブルインからの合わせでOffを行う。
 
 どちらが正解というものでもない。
しかし、その感覚の違いが、チームとしての成長を大きなものにしたか、小さなものにしたかという結果論に結びつけてしまう。
共にパッシングゲームを狙ってきたチームであるが、セットオフェンスにも(ドリブルを起点とした)パッシングゲームをするかしないかは大きいと感じた。